ヤマアジサイ先発隊 ― 2016/05/17 19:51
ずっと白い靄がかかっていたので、景色も白くて、遠くのものが見えず・・・はしり梅雨といえばオーバーかも知れませんが、家の床が湿気でジトジトして歩き心地が悪く、まるで梅雨のよう。
こういう日はヤマアジサイの出番。
というわけで、早くから花を咲かせているヤマアジサイの様子をふたつ、みっつ。

育て始めてから、もう10年以上、15年くらいかな?
この薄いピンク色のヤマアジサイは、2〜3年前に鉢植えから地植えに切り替えた影響で、今年はさらに木がのびのびしています。
ただ今回は、途中から花の色に微妙な変化して、単色の薄いピンクだった花にほんのり青色が混じって、アジサイらしくイメージチェンジしています。
つねにピンク色をキープしたいなら、石灰苦土を撒かねばなりません〜。
でもまあ、ヤマアジサイはアジサイよりも楽しみ方が自由。酸性だろうとアルカリ性だろうと、どの色に変身しても、好きなように楽しめるところが利点なので、これはこれでヨシです。
それに、ちょうどこのヤマアジサイの花の色に飽きて、“単調”に感じていたところでした。そんな時に、こうして花の色に変化が加わったので、とても新鮮です。
欲をいうなら、淡く青が混じっている程度でストップしてくれるほうが綺麗かも。
いつもの白っぽいピンクもいいけれど、透明感のあるピンクと青のグラデーションの花色は、神秘的な雰囲気で素敵です。

こちらは、今年鉢植えから地植えに切り替わったばかりの“乙女の舞”。
今回は見栄えが冴えず、それでも、待てはもう少しは華やぐだろうと期待して見守っていましたが、結局、寂しい雰囲気のままピークを過ぎつつある様子。
まだ根をはることにエネルギーがいっているのでしょう、来年、再来年と、年々充実していけば、見栄えがするようになるはずです。

こちらは緑星(テマリ)。
咲き始めは、白に緑が混じった花色からスタート。
一番最初に咲いた花は、すでに色を変えていて、今はピンク色になっています。
テマリは小さめで、しかも不規則な形をしているので、そのせいか枝や葉がやたら大きく見えてしまいます。
なので、花の部分はかなり地味っっっというのが素直な感想。
これから先、木がもっと充実していき、小さなテマリがジャンジャカ咲くようになる、というのが理想のイメージ図でございます。
余談になりますが、1週間前に「今年もヤマアジサイの展覧会がありますよ」という案内状が届きました。(会場は北鎌倉古民家ミュージアム)
アジサイや、蓮の花、カキツバタ・・・水が好きな花たちが勢いを増す季節に移ろうとしています。
”アジサイグループ”は、夏から秋への橋渡し役。
まずヤマアジサイが5月の中旬くらいから咲き始めて、アジサイにノリウツギと、開花期は重なりながら、バトンタッチされていきますものね。
その入り口が今、あと少しで今年も半分です。
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