ブルースターがフィーバー中2016/05/30 19:28

夏みたいにムシムシと蒸そうが、突如ひんやりと肌寒くなろうが、まるで感知せずに咲きつづけているブルースター。

明るい軒下に、ズラズラと並んで生える様子から、どうやら庭の一角にブルースターの占領地が出来上がりつつある様子、これから秋まで水色の場所が出来上がります。


こちらは、春にサヤがはじけて、綿帽子が飛び出す寸前のところを採取して、瓶の中に入れておいたもの。

庭に最適地があるとわかれば、効率良く種を蒔いて “ブルースター天国” をば作ってみたい・・・そう思って綿帽子をサヤごととっ捕まえたのでした。

とか何とか言って、うかうかしている間にタイミングを逃す(忘れる)ので、早いこと蒔いてしまわねば〜。

 

それにしても、たまたまとはいえ、庭の無機質に見えるエリアがこんなにもブルースターで繁盛するとは思っていませんでした。

それというのも、ブルースターが気に入った場所は、同じ軒下でも雨や雪の影響を鉄壁のごとく避けるエリア。

その影響で、足元の土は乾燥しきって、何を植えてもサラサラ崩れる有様で、完全に不毛地帯でしたから。

その証拠に、ブルースターに寄り添うように植えられる草花のほとんどが、この “明るい乾燥” に耐えられないらしくて、枯れて消えゆく末路を辿っています。

(多肉植物の”虹の玉”とその仲間たちだけは健在)

 

あ・・・そういえば、ブルースター以外にも、この不毛地帯のサラサラ感を好む存在がいたのを忘れていました。

その存在とは、トカゲでございます。

眠っているのか、獲物が通るのを待っているのか、トカゲは土の中に忍者のように埋ずもれているので、よく驚かされています。

トカゲにしてみれば、よく人間に驚かされる、って言いたいのでしょうが・・・。

不毛に見えて、ある生きものにとっては快適な場所なんですね。