リナリアと蝶々たち ― 2017/05/31 20:27
鉢植えの水やりのために少し庭に出ると、今日も、しばらく前から咲いているリナリアにたくさんの蝶々が飛んできていました。

ルリシジミは、花のシーズンを迎えているコバノズイナとリナリアの花の間を行ったり来たりしていてせわしなく、やっと静かに静止したのは葉っぱの上で休憩した時でした。
もうしばらくしたら青花のフジバカマが咲くはずなので、ずっとシジミチョウが見られる・・と思っていたら、姿をあらわすはずの地面に謎の植物の一群がっっっ、一体なにが起きたのでしょう?
わずかに生き延びたらしい、フジバカマの葉っぱ風の何かの株が、ひとかたまりだけ生えている場所があるので、それが青花フジバカマであることを祈りながら開花期を待っています。

ごくたまに、ウチの庭を「通りかかっただけだから」という感じでフラっと飛んでくることがあるダイミョウセセリ。
やっぱりリナリアが目当てらしくて、かなり長い時間とりついて蜜を吸っていたので、ゆっくり観察できました。

同じくリナリア目当てのモンキチョウその1と、

モンキチョウその2。
リナリアが庭のあちらこちらで芽吹いては、ひそかに増え続けている理由は、このいろんな蝶々たちがひっきりなしに受粉の手伝いをしているから。
いったい、こぼれだねはどうやって方々に散っているのか、移動範囲の広さに時々驚かされることもあったりして。
生きものの足の裏とかに種がくっついていく場合もあるのでしょうか。
ちなみにこのリナリアは宿根タイプなので、まれに、根づいた所が不一致で病気で立ち枯れてしまったり、庭の邪魔な場所に生えたがために人間に引き抜かれたりもしますが、基本的にはあちらこちらで自生している状態です。
スラットしていてよく花が咲くので、なんだかんだ言って重宝する宿根草だと思います。
そんな中で、いつものように庭の片隅でモリモリと成長中だった新規のリナリアが、シーズンを迎えて咲いてみれば花の色はピンク色。
生き残って増殖しているリナリアは薄紫色ばかりで、ピンクのリナリアはしばらく前に全部ダメになったと思っていたので、久々の色違いは気分が変わって嬉しかったです。
ただ、その場所って夏場は蒸れやすい場所なのですよね・・・苦手な環境に負けずに生き残ってくれると、もっとピンク色のリナリアも増えるのだろうに〜。
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