魅力的な雑草たち/白野いちご、グレゴマ他2017/06/08 19:59

昨日梅雨入りした関東、さっそく今日の昼には雨がシトシトと降り出しました。

ここ1ヶ月以上、水切れを起こしていないか気をつけていなければ、土が乾いてぐったりとなる鉢植えもありましたが、梅雨入りで頻繁に水撒きをしなければならない状態からいっときの間解放されそうです。

 

そんな今日は、庭の雑草のお話。

除草作業は無心になれるのでけっこう好きで、真夏以外は週末になるとこまめに草抜きをしています。

雑草の除草作業は、抜くものと残すものを選抜していますが、風や野生動物が方々から種子を運んできますので、果てしないルーチンワークに興じている次第です。

 

そしてこの1ヶ月、集中的に除草される憂き目にあったのは、いつになくドバーッと勢いづいたグレゴマでした。(白い斑が入ったギザギザ葉っぱが↓グレゴマ)

一般的にはグランドカバーに使われる匍匐性の植物で、春には淡いラベンダー色の小花を咲かせますし、寒くなると紅葉したりもします。

このグレゴマは、今季はよほど気候などの条件がマッチした様子で、呆れるほどの勢いで庭中を猛スピードで走り周り、さらに横に行けない時は上に向かって一斉に伸びあがって、ギャップを乗り越えようという勢い。

 

さすが、“垣通し”という別名の由来はコレかっと感心しつつ、梅雨前に全体の7〜8割ほどを間引いてしまいました。

しかも、写真のように斑入りの葉の割り合いが減って、緑色の単色ばかりになっていたので、なるべく斑入りは多すようように間引きました。

このグレゴマは、一箇所を軽く引っ張れば、ブツブツいいながら地面からはがれるので、もっとも扱いやすいグランドカバーだと思います。

 


次は、野生動物が運んできた種から増えたらしいヘビイチゴの、花と実の様子。

 

このバラ科の雑草は生える場所が決まっていて、北側の湿り気の多い、シェードガーデンになっているエリアに自生しています。

そのエリア内をぐるぐる回っていて、そこから大きく外に出て来くることはないので、たいして手入れの必要のない便利なグランドカバーになっています。


イチゴは連作を嫌うというのが、もしこのヘビイチゴにも当てはまるのだとしたら、特定の場所をぐるぐる動き回っているという点は、なるほど〜うなずけなくもありあせんね。

・・・真意はさておき、その年年で生えている密度と場所が変わるので、面白がってみています。

 



こちらは白い実のなる野いちご。

赤の実のなる野いちごもいたはずですが、気づけば今年は白が優勢です。

白野いちごの白い実は、赤の実よりも甘く、しかも時々甘い匂いを漂わせたりもするので、足元にいながらうまい具合にこちらの気を引くというのか、不思議と目立ちます。

 

野いちグループは、ランナーを伸ばしながらあちらこちらへ移動してゆくので、気づいたら

「おや?こんな所に?」という具合になることもしばしばです。

そのせいkで、うっかり人間の進路を阻む結果になったものや、入ってはいけない場所に侵入したものは、除草されてしまうのでした。

 

過去に、睡蓮鉢の上を、ランナーを伸ばしながら移動していった野いちごもありました。

その野いちごは、水草に混じって浮草になりきっていたので、何が起きているのかとそっと水面から持ち上げてみると、水中の奥までしかと根を伸ばしておりました。


「やるじゃないか」と感心しつつ、この雑草なみの生命力がワイルドベリーと言われる所以なのだなぁ・・・と合点したのを覚えています。

 


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