生きもの見聞録

庭を見るための監視用の小窓を「あけれ」というから開けると、寒いからか、丸くうずくまりながら少しだけ外を見て、すぐに立ち去ってしまいます。

少しずつ、少しずつ、若猫らしさが薄れてゆくのを感じますね。“好奇心”より“寒さ”の勝るまでの時間がずいぶん短縮しています。

 

しかも、暖かい場所に潜り込んだら潜り込んだで、なかなか出てこなくなりましたので、ここ最近は、時々どこにいるのか分からないことも。

大抵はHOTな猫用ベッドの中ですが、人のぬくもりが残る布団や毛布にサンドされていたりもするので、あまりにも姿が見えない時には名前を呼んでみたり・・・。

けれども犬に比べると、呼びかけにこたえる確率は低いわけで、時々家の中を探し回るのでございます。

 

特に人の出入りが激しかった日に、猫の姿がどこにも見えないと、出入りするお客さんにつられてノソッと玄関から出て行ってはいまいかと心配になってしまいます。

（自宅兼作業場／時々来客が多い日がある）

まぁ、ダン君的には寒さが勝るこの頃、いつもの野次猫魂は鳴りを潜めているわけです。

寒い中を玄関まで出てきて、お客さんをチェックする好奇心が失せているわけですから、それはそれで安心といえば安心。

その反面、いつものように姿を見せなくなっているので、居場所の確認をする回数は増えました。

 

実はダン君は前科１犯です。

はじめの逃亡未遂は２年前のことで、玄関から出てすぐのところを発見されたので無事でしたが、あれは心が凍りつく光景でした。

なので「そういえば姿が見えないな」と思ったら居場所の確認、少々心配のし過ぎでも安心したいので・・・。

 

そんなわけで、雲隠れ候補地に選ばれている場所でくつろぐダン君の様子を、ふたつみっつ。青いモノはクリーニングのタグです。