猫事情 ― 2018/04/20 16:11
今日は久しぶりに愛猫・ダン君のことを少し。(ラグドール)
いつのまにか春を飛び越えて夏みたいになっているせいか、ブラッシングのたびにドバドバ古い毛が抜けまくる昨今、心地よかったモフモフの毛は急に “暑苦しい化現象” を起こしています。
とりあえず家の方々の窓を少しずつ開けて、昼も夜も風通しを確保していますが、もともと夏季になると湿度も温度も高くなる土地です、いきなりの暑さでせっかくの換気も気休め程度の効果しかありません。
それでも家に熱がこもるよりはマシですし、猫のダン君も暖かな窓辺で過ごす時間が増えていて、ことに大好きな勝手口では日々トカゲが通りすぎてゆくのを眺めたり、網戸にとまる虫を叩いたりして楽しげです。(大好きな勝手口の前で見張り中↓)
・・・・・・と、夏のような陽気のおかげで猫の興味をひくものがたくさん見られて、それはそれで良いことに違いないのですけれど、室内の匂いは外から入ってくるばかりではなく漂い出してもいるわけで、暑くなって臭いも香りも何割りか増したこの頃。
人間にはわからない臭いだって、動物たちは割り増しでキャッチしているようで、昨日は新参の野良猫が勝手口のすぐ前までやってきて、ダン君と視線の距離が15〜20センチのところまで驚愕の大接近です。
仕方がないので「こりゃ〜」と人間が外へ出て野良猫を追い払うしかありませんでしたが、野良はすぐに逃げないばかりか歯がゆいぐらいに憮然……たぶん、間近に接近されるようになるまで少し日数があったはずで、ニューフェイス野良猫に気づいていなかったことを反省しました。
これからしばらくの間、人が猫の側にいない時間帯は窓の開閉幅を狭くして、野生動物対策をせねばなりません。
ところで野良猫とアイコンタクトしまくったダン君は、野良猫が去っていったあと「にゃあにゃあ、うなゃうなゃ……」と飼い主にしきりに語りかけるように鳴き続けまして、何か勘違いしている様子でした。
現実のシビアさを知れば、ゆる顔でニャーニャー言っている段ではなくなるはずですが、ダン君は自分以外の猫のことをまったく知らないので、寄ってこられただけでシンパシーを感じても仕方がないのでしょう。
経験則で言えば、もし去勢された室内猫のダン君が、完全野生の野良猫のオスにもメスにもやさしくされることがあるとしたら、それはもう奇跡とか珍プレイの領域です。
ただ今回ふと面白いと感じたことは、ダン君はハクビシンに遭遇すると、いつまでたっても腰を抜かすばかりで全く慣れる気配がないのに、野良猫に対しては ”同類” と認識して猫対応をするようになっていることです。
当たり前といえばそうですが、接する動物によって態度に差が出るようになったキッカケや理由について、なんとなく知りたくなりました。
……もしも……
野良猫は猫である。
ハクビシンはおそろしい敵である。
タヌキやアライグマは唸って追い払うべき侵入者であり、
鳥は楽しい ”見るおもちゃ” である。
ウサギやネズミといったげっ歯類はみな頭のあがらない先輩方であり(先住者扱い)
飼い主は我輩と同じ猫である。
……と認識しているとしたら、猫の基準だけが曖昧ということになりますよね。
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