毛の球: 生きもの見聞録

昨日の写真でボロボロだった箱が、新品に変わっているでしょう？
白い箱の中には、一回り小さなゴイチワインの新しい箱が入っています。
昨日が夜の顔なら、今日は朝の顔。
早朝に室内をひとっ走りして、充実感と眠気に襲われている姿です。

だいぶん夏毛から冬毛にはえかわって、毛の色が濃くなってきています。
タテガミとエリマキの部分も冬バージョンでモサモサになってきましたから、グルーミングが大変です。

長毛のネコさんは大人しい性格ですが、お世話に気を使いますね。
長毛種は始めてでしたので、ネコ初心者になって勉強させてもらっています。

お尻の周りの毛は、見栄えにこだわっていると“ウン○”が長い毛について転がりだす始末ですから、ざくざくカットしています。
のっしのっし前から歩いてくる様子は、ライオンみたいで精悍ですが、通り過ぎてお尻が見えると、毛が段々カットでズッコケた後ろ姿に変貌。脱力したい時には良い眺めです。

あともう少し、換毛ケアを続けたほうがよさそうなので、獣医さんでもらった毛を排出する油を、いつもより多めに飲んでいます。
お腹に毛が停滞しはじめると、吐く回数が増えてしまいますから、毛足の長いネコさんに油は必需品ですね。

この油は、もともとはウサギのミッフィーの常備油として使っているものですが、ハムさんの換毛にも、チンチラの毛の排出にも、とにかく毛が全身にある皆さんに使える便利な油です。

ただ、脂溶性ビタミンを体外に排出してしまいますから、少し加減をしないといけませんが・・・。

これがあると皆さん元気に過ごせていいですよ。
特に、ウサギさんと毛の長いネコさんは、お腹に毛が詰まると危機的な状況になりますから、とっても大事です。

それにしても、毛って大変。グルーミングしないってワケにもいかないし。
野生生活だと、生息環境が壊れていない限り、排出させる手だてが整っていて自然に排出されるのでしょうが。


子どもの頃、シッポと毛に憧れていました。
定期的に換毛する便利な毛皮と、個性的でおしゃれなシッポ、楽チンでチャーミングじゃありませんか。
何年も前、ピカちゅ〜の着ぐるみみたいなのを着て歩いている女の子を見かけると、それはもう、羨ましゅうございました。

格好だけでも動物風、なんかいいじゃない・・・。

けれど換毛期になると、お腹に毛が詰まって「うっ」となりやすい動物たちを見ているうちに、「ま、ヘアレス系（人間）でいっか・・・」と。

飼われている動物たち、よく見ていてあげないといけませんね。