赤いしっぽ2014/11/12 10:59

赤いフサフサのさわり心地が良い、キャットテールという名の植物です。

植物のくせにシッポを持っている羨ましい存在。

見た目の感じはネコのシッポですが、フサフサの感触はネコの毛とは違っています。

この植物は晩春あたりから咲き始めて、かなり寒くなるまで咲き続けてくれる、とても元気の良い花です。
今もまだ、こうやって咲いていますよ。

色も赤いですから、力が出てこないときに、じーっと見つめていた花ですね。
いつも玄関先でお客さんをお出迎えしている、働き者なのでございます。

いったい何年目の株になるのか忘れてしまいましたが、もともと挿し木で簡単に増えてくれる植物ですし、鉢を思い切って小さく更新したとしても、変化に耐えてまた大きくなります。

このしぶとさがいいですね。煎じて飲めないものでしょうか。

植物に詳しい方なら、「おや?」と思われたのではないでしょうか。
実はキャットテール、冬に弱くて越冬できないというのが定説なんですよ。

ところが、飼育書通りに室内で冬越ししていたのは最初の3年くらいで、この4〜5年は屋外で冬越ししています。
しかも通年、北東側に鉢が置いてあったりしますから、マニュカルからすると、かなり苦行をしているキャットテールということになります。

おまけに、何度も何度も大雪の下敷きになっているのに、なぜか大丈夫で・・・。

えせキャットテールなのでしょうか?

苦行のかいあって、毎春になると一気に息を吹き返してワキワキと鉢の中から立ち上がり、5月中頃には赤いシッポをポムポム咲かせます。赤いくせに熱くなく、優しい赤になるのは、ムードがシッポだからでしょうか。

さあ今年もまた、スパルタ越冬です。

コメント

トラックバック