バイモユリと木と2015/03/27 20:02

バイモユリです。
咲き終わったハタから、ずっと咲くのを待ち遠しく思っている、お気に入りの花。

春になって、あちらこちらからの球根からニョキニョキと芽が出て、この一輪が真っ先に咲きました。
うまい具合に花が咲きそろうと嬉しいのですが、ウチのバイモユリだけに当てがわれた謎の順番にしたがって、今年もまだらにポツポツ咲いていきそうです。

最初に芽を出した集団は、その後の成長がノロノロしていて、後から芽を出したグループに勢いよく追い越されてしまいました。
成長スピードや球根の力加減は、ちょっとした場所の違いで変わっているのでしょうね。

木を中心にして5つのグループ、30センチ四方の四角形と中心点(木の根元)に球根が植わっている、それだけの違いしかないのですが、育つバイモユリの図体の差はかなり極端です。

ひ弱でぱっとしないグループもいれば、すらーっとのびた茎に葉をモッサーとしげらせ素直に成長するグループもいます。
ひ弱チームは場所の移動をしない限り、何年経ってもずっと弱々しいままになりそうです。
球根の寿命が、いつまでもあるわけではないでしょうが、今年はこの弱いままの球根集団を掘り起こして、ムキムキになれる場所に移動させてみようかなと思っています。

ところで、バイモユリたちの球根は、ストロベリーツリーの周辺に植えられていて、そのおかげで、木はもぐらの影響で傾かないようによく手当てがされています。

そう……根元にセンシティブな半日陰の植物たちを抱えているおかげで、ストロベリーツリーもまた、守られているのでした。
もしそれがなかったら、もぐら対策をとっととやめて、この木は何年か前に諦めてバッサリ切り倒していたと思います。
(すぐに木が傾く時期があった)

なので、足元に半日陰の植物たちが次々に花を咲かせている間は、ストロベリーツリーも安泰ですね。
この木、目立つ場所にあるのですが、格好がいまひとつなせいで、庭はちっともオシャレではありません。
が、まぁそれはそれで、野趣あふれる庭のふりでもしていましょう。
(それ以前に、スパルタガーデンだ!)

一番最初にバイモユリを買ったお店で、教えてもらった育て方は、「木の根元のように植えたら動かさない場所がいい。夏は木陰になり、冬は落ち葉の下で、春は裸木から太陽の日差しが差してくる……そんな環境を思い浮かべておくれ〜」という感じのものでした。

この教えでは、落葉樹の根元が最適な場所になりますが、それ風の環境に馴染めれば、意外によく育つ植物のように思います。