さくら2015/04/01 11:55

今朝は降ったか降らないかわからないような小雨が、ポツポツ落ちていました。
曇天でも桜は見事ですね。

近所では桜の咲く勢いが加速しています。
日当たりの良いところにはえている桜の木だと、すでに先週末には八分咲きになっていました。
週明け後も続いた陽気で、さらに他の桜の木も後を追うようにワーッと咲き進んでいます。(湘南地区)

桜の中でも、真っ先に花でいっぱいになった木は、今週末には散り始めるのでしょうか?
昨日から風が強くなっていて、桜並木から吹き飛ばされてきた花びらが、庭にポツポツ落ちはじめています。

そろそろ時間を見つけて桜の花を見に行きましょう〜、ですね。

満開の花を見るのも、散りはじめた花を浴びるのも、時間を忘れるための時間を過ごすには、もってこいです。
飲んで食べて歌ってもいいし、ぼんやり散歩するでもいいし、桜の木の下は何でもできちゃう異次元空間ですね。

ところで、桜並木になるように街路樹として植えられた桜は、多くが老木になってきている、というのはよく耳にするお話です。

写真に写っている桜も、長く桜の木の側に住んでいた先輩方に言わせると、15〜20年前が最高潮だったそうです。
今はその当時の勢いがなくて、花が咲いてもスカスカな感じだったり、木が弱って樹木らしい形を失いそうになっていたり……と、最盛期の頃の桜と今の桜はぜんぜん違っているとのこと。

たしかに、あまり花を咲かせなくなっている桜の老木を見ると、こんなに寿命が早く尽きる大木があったものかと、とても “人間的な桜の木” に感じ入ってしまいます。

でも、老木とはいってもまだまだ満開になる桜は、枯淡という言葉があっているのでしょうか? ”満開なのにどことなく淡い” というところに風情があって、個人的には好みだったりします。

どちらにしても、桜並木がなくならないように、という対策なのか、枯れた老木の後に、若い桜の木が植樹されているのを見ると、なぜか安心してしまいます。
きっと、「桜並木は時間を超えて続いていくのだろう」と思うからかな。


ということで、今年もまた早朝や夜、運動がてらに桜並木まで足を伸ばしているところです。
早朝だと、外来種のリスが桜の花を食べているのに出くわし、夜だと酒瓶を手にした愉快なお爺さんに出くわし、今週いっぱい桜並木で遊べそうです。

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