狩りを2015/04/14 13:06

寒いと、雨のしずくが冷たく感じますね。
庭で咲きつつある花たちを写真に撮りたいのですが、今日は室内の生きものたちの様子をお話しさせていただきます。

写真は猫のダン君です。
口にくわえているのは、猫じゃらしの中でも、飛ぶ鳥を思わせるモノです。

前にも話したかもしれませんが、ハムスターを愛でる飼い主の弱気が原因で、ネズミ系の猫じゃらしを避けています。小鳥を思わせるおもちゃも、昔家にいたピーチク達を思い出させて、ちょっとダメでした。

でも、羽だけなら・・・と思って少し前に購入したのが、ずいぶんと進化した猫じゃらし。
いくつかの品物の中でも、特に進化が進んだ猫じゃらしは、宙でビュンビュンやると、飛ぶスズメ風の仕上りなのでした。

この進化型の猫じゃらしで遊びはじめたら、まるで眠っていたDNAのどれかが、目覚めたみたいでしたよ。

ダン君の、より猫らしい面が芽生えたとでも言うのでしょうか、これはこれで、猫にとってはいいことのようにも思えました。

まだ、このおもちゃに飽きていない、というのもあると思いますが、遊びはじめると、瞬時で狩りモードに切り替わります。
なので、短期決戦でつかまえるまでを1ルーチンにして、これを2〜3回繰り返しています。

そう・・・短期決戦スタイルで、真剣に狩りをしていただいております。

構えてダッシュして、逃げる方向に追いかけていって、トドメを刺そうと飛びかかる、というのは、ダラダラと続けられるものでもなく・・・。

なので、架空の狩り訓練も、他の狩り風な遊びと同じように、10〜15分もあれば十分ですね。
猫のほうが疲れてしまって、遊びたいけれどもクッタ〜っと体に力が入らなくなって、最後には気持ちもそれて終了。

ところで、室内暮らしの猫の遊びについては、ダン君のように、猫対人間の一対一でこってりやるのは初めてです。
これまでのところ、猫の兄弟姉妹同士で遊んでいる光景を見てきた記憶ばかり。
その影響が残っていて、室内猫の遊びといえば、飽きられやすい猫じゃらしよりも、猫同士で攻撃/逃走/破壊を面白おかしくやっている、というのに馴染みやすいです。

なので、ダン君にも犬か猫の友達がいるほうが、いいだろうなと、つい、何度も思ってしまいます。
けれど、連れてきた猫と相性が悪ければ、遊びにならないこともありそうですので、もし遊び友達を連れてくるなら、小型のおとなしい犬種で女の子。
そうなると、女の子の小さな犬のほうが、手加減しない元オス猫にヤラレて、痛い目にあう日々が続きそうな気が・・・。
なので、結局、今のところ人間が遊び相手です。

それ以前の、もっと遠い昔の飼い猫たちの遊びとなると、外で本物の野鳥や野ネズミ、トカゲを捕まえて帰ってきて・・・でしたものね。

ダン君、外の世界を知らない以上、「室内が狭くて退屈」と知る機会はありません。ですが、自分の住む世界に、何だかモヤモヤさせられる「小さな果て」があることぐらいは、わかっていそうですね?

モヤっときたら、遊び疲れて眠っていただきましょう。