時間を忘れたイワシャジンとソバナ ― 2016/07/07 18:15


終わった花が枯れたままくっついているので、近寄ると見栄えがイマイチというのがイトシャジンの泣きどころですが、遠目には、白い小花が風に揺れて涼しげな印象をかもしだしています。

実は、ソバナも気の早い開花をしていて、とっくに花を終えてしまった株もあれば、今ちょうど咲いているものもあって、どっちにしろ、ちょっと早いね、と言いたい状態です。
今年は、微妙に狂い気味のタイミングで咲く花(特に高山系のもの)が多めだなーと感じています。
逆に、全く咲かないまま、“葉っぱ一徹”で過ごしたものもいて(アルペンリンドウ)、年に一度の花を見られたなかったのは残念ですが、時には、こういうこともあるのでしょう。
せっかくなので、だいぶ満開に近づいたカンパニュラの様子をもう一度。
(昨日の撮影です)

数日前にも紹介したこのキキョウの仲間は、実は、例年だともっと早い時期に咲いています。
(5月〜6月にかけて)
きっと今年は植え替えの影響が出て、それでペースが狂ったか、それか鉢の置き場所を移動した結果リズムが狂った・・・と考えるのが妥当なのでしょうね、たぶん。
それにしても、こんなに暑い時期に無理して咲くくらいなら、今年は花をお休みすればよかったのに。
というのも、今日になって、さすがに連日の暑さがこたえてはじめているのか、日陰に入る時間帯をとっくに過ぎた後も、全体がヨボヨボのウンザリ状態になっていましたから。
(こんなに蒸れた姿は初めて見た)
「いくら日陰に入ろうが、高温多湿の中で大量の花を咲かせる遺伝子なんて、もとから持っていませんよ」という沈黙のメッセージが、明確に伝わってくる光景でございました。
さすがに心配なので、いっそ花やツボミを全て摘みとって、北側の日陰に移したほうがいいのかも。
前例がない出来事なので、用心モードで対象したいと思います。
さて、今夜は七夕です。
夕方の時点の天候は珍しく晴れで、空には薄い雲が切れ切れとかかっていて、隙間から星が見られそうな気配です。
この梅雨の時期にはめったとない、天の川観察日和になる? 七夕の日にアルタイルとベガを見たのは、もう数十年も前の話なので、夜空がすっきりと晴れない限り、見つけるのに時間がかかりそうです。
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