お試し中の春植え球根/グロリオサ2016/07/12 20:01

ぱっと見、彼岸花の仲間のように見えるこの赤い花は、グロリオサという球根花、しかもつる性です。

花のサイズは、彼岸花よりちょっと小さいくらい。

今回見つけて、庭に植えてみた“夏に咲く花”の中では、もっとも期待を裏切ってドッキリさせてくれた花だと思います。

というのも、最終的にどこを向いて咲きたいのかわからなくて、咲いた花がピシッと空間におさまっていない印象があったから。(個人的な印象です)

このように感じる原因は、脳みそが “彼岸花” から離れられずに、このグロリオサを見るからで、この新しい植物に慣れるまでの間、1輪の花が咲いてから萎むまでの流れをつかめない日々が続きました。

 

見慣れない異国の花よ〜。

せっかく花が開いたというのに、彼岸花扱いをされ、花が上を向くまでじーっと待たれてしまって、グロリオサの方も驚いたに違いありません。

 

そんな調子でしたので、咲き始めたのはかれこれ10日くらい前で、スタートからすでに時間がたっていたりします。

ようやく新参の花に慣れて、「これはこれでいいな」と思えた今日、お披露目した次第です。

 

ただ、植えた球根の数はもっとあったはずなので、無事に発芽して花まで咲かせられたのは、半分以下だったみたいです。

しかも、このグロリオサは、秋がきて葉っぱが終わったら掘り上げなければならないので、毎夏、庭で咲く花にするには、もっと経験と知識と技量が必要そうです。


そもそも球根花で、シーズンが終わったら掘り上げなければならないタイプのものは、不得手なのか、今のところ不成功例ばかり。

(次に植えてもまともに育たない→たぶん植えている間の栄養が足りていない)

・・・「植えてみたい」と「育てられる」は別だってことを、また忘れていたようです。


さて、この花が今年きりにならないように、球根に精をつけてもらわなければなりませんね。


花としては、色と形が陽気で、しかもつる性なところが変わっていて、夏の庭にはいい感じ。たとえば、フェンスの上に葉やツルが集まって、足元がスカスカになっているツル性植物のフェンスに這わせるには、最適だなと思いました。