ミヤコワスレと蝶々たち ― 2017/05/12 18:23

ミヤコワスレは満開。
残るツボミはわずかで、花びらが散り始めた部分もちらほら・・・年々株全体が大きく広がって花の数も増えていて、今年も庭のあちこちで青白い花の一群が淡く爽やかに咲きそろっています。
今日も、水やりをかねて庭にちょっと出ている間に、ミヤコワスレに昆虫が代わる代わる飛んできて、どうやら羽ばたく虫に人気のある花のようです。

たとえば飛来中のジャノメチョウ(多分ヒメウラナミジャノメ)の様子などひとつ。
植え替えの時、ヤマアジサイと一緒に植木鉢に移動したらしいミヤコワスレが、数本だけ生えてきたのですが、ジャノメチョウはそのたまたま株分けされてしまったミヤコワスレの花にくつろぐようにとまって蜜を吸っていました。
手元に望遠レンズがなかったので接近して撮るしか方法がなかったのですが、ジャノメチョウは警戒を忘れるほど花に夢中になっていたようで、アッサリ撮ることができました。

小さくど真ん中に写っている茶色の三角形は、おなじみのセセリチョウ。
忙しそうに飛んできて、ちゃちゃちゃっと花をまわって蜜を吸ったら、またどこかへ飛んで行ってしまいました。セセリチョウはいつから庭に来ていたのでしょう? 久しぶりに見た気がします。
年が明けてから庭で見かける蝶々の順番といえは、シジミチョウ、アゲハ系が2〜3種類、モンシロチョウ、そしてセセリチョウ、キタテハと続いている印象です。
セセリチョウが好む花がここの庭に咲くまで、時間がかかっているのでしょうね。

こちらは薄ピンク色のミヤコワスレ。
昨年、ムラサキやピンクのミヤコワスレのポット苗を買ってきて、木のたもとに植えてまわったのですが、生き残ったのはこの淡いピンク色のミヤコワスレだけだった模様です。
この結果から考えたことは、ミヤコワスレは鉢植えで何年か育ててから地面に下ろした方が、より根付く確率を高めることができたのかもなぁということでした。
・・・と言いつつ、生き残った薄ピンクは、このまま頑張ってその根付いた場所で成長してもらいましょう。
そしていつか、薄いピンクのミヤコワスレをドバッと見られる日が来るのを、楽しみにしたいと思います。

チョウを見た後でこのカタチが視界に入ると、一瞬、チョウと思ってしまうのではないでしょうか。背後をライム色のジャスミンの葉に占領されていると、ますます輪郭が際立って見えますものね。
今日最後のこの花は、咲き始めたばかりのガウラです。
蝶々だと思ってハッとカメラを構えたら、微妙に様子が違うので一寸凝視。
「なんだガウラか、いや初ガウラだよ、オメデトウ」・・・頭の中がこんがらがりました。
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