6月の花と昆虫と/ベニホシカミキリ他 ― 2017/06/13 20:00
冷たい雨が降っているからか、雨の庭が梅雨のわりにスッキリした印象になりました。
雨ふりのおかげで、白色のヤマアジサイの白さがさらに増したように見えて、清潔感が漂います。

こちらが白富士で、

こちらが伊予白。
何年もノリウツギの木の陰になっていたために、二つともサイズが小さめのままでした。
結局、気候に馴染めず、何年たってもきれいに咲ききれなかったノリウツギを諦めて処分したところなので、このヤマアジサイたちはこれからノビノビしてくるでしょう。
庭にある白系のヤマアジサイはこの2つなので、これでよかったのだろうと思います。
今が全開の和の花がもう1種類ございます。

5月の終わり頃からポツポツと開花が始まった玉咲きシモツケソウは、50〜60センチほど伸び上がったところでユラユラと揺れながら咲いています。
もう何年も前から庭にいて、しかも適地が見つかるまで3箇所ほどウロウロと移植を繰り返した後、ようやく昨年からきれいに咲くようになったところです。
大抵、細い茎で高いとこまで伸び上がって咲く花は、地面と平行に近いところまで倒れる場合が多くありますが、この玉咲きシモツケソウは、茎はしなやかながらもしっかりとしていて、いい具合の傾き加減です。

こちらは、別の場所に植えられている、まだ咲いていない(今年も咲かないかもしれない)玉咲きシモツケの葉っぱの様子。
モミジ風のかわいい葉っぱなので、春になって地上に葉っぱを出しさえすれば、とりあえずカタチにはなる・・・と言えますが、この株の植わっている場所は乾燥しすぎるのかも。また移動したほうがよさそうです。
夏・6月に咲く白い花々を眺めたところで、ギボウシの葉っぱ付近をウロウロしていたホシベニカミキリムシの、赤々とした姿をひとつ。

触覚を除いた部分の体長は2センチあるかな、ないかな・・・小さなカミキリムシです。
好んで食べる木の葉があるようですが、食べられる葉の種類は多い様子で、ギボウシの葉から葉へと渡りながら食べ歩きして、数枚の葉のフチをギザギザにデザインしてからどこかへ去っていきました。
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