メダカは居候生活中2015/07/03 20:16

小さな水槽にいた3匹のメダカを、玄関先に置いてある、モノアラガイたちが暮らしている水盤に引っ越しさせました。

(小さいサイズの水鉢)

 

メダカは、水槽&水草だけで、のんびりと飼うことにしていたのですが、結局、水盤のボウフラ対策スナイパーとして、再び野外活動をしてもらうことにしたのでした。

ということで、写真にはメダカと一緒に、大小たくさんのモノアラガイたちが写っています。

 

このモノアラガイと黒メダカの組み合わせの水盤は、水の環境が整っているのか、快適そうです。

一時は、砕いた炭を水の中に入れたことと、赤玉土に植えたウォーターマッシュルームの鉢を沈めた影響で、モノアラガイたちの体の色は黒っぽくなっていましたが、今ではだいぶん体の色が薄くなっています。

もう少し白っぽくなってくれると、体の縦筋が薄いピンク色になって、さらに癒し系っぽいかわいさがUPするのにな。

 

日々、水盤の水草をモシャモシャ食べ続けていますが、だからと言って、食べた分だけ個体数が増えるというわけでもなく、水盤のサイズに見合った数で均衡がとれている感じですよ。

 

観察してきた限り、モノアラガイは、サカマキガイよりも水の汚れに敏感だなぁと思っていたのですが、先日、ある水質調査用のガイド本を読む機会がありまして。

そのガイド本にも、モノアラガイの暮らす水辺のほうが、より水がきれいと書かれていました。

 

たとえば、モノアラガイが住む自然の水辺は100点満点中30点なら、サカマキガイがいる場所は100点中10点、という具合。

 

まぁ所詮、10点と30点の、赤点同士の戦いじゃないかって言ってしまえば、もともこもないか。

 

それにしても、実際の自然環境での30点レベルの水質って、どんななのでしょうね〜、興味深いです。

水盤の水だって、清流レベルの水ではないにしても、さすがに30点ってことはないと思うし。

 

 

というわけで、もうメダカは水鉢では飼わない、と言い放った矢先ですが、てきとうなサイズの水鉢(水盤)なら、水の管理がしやすいから、いいか〜って思い直した次第。

とりあえず夏の間だけ、メダカはモノアラガイの住む水鉢に居候して、“食べ放題/ボウフラ狩り”を思う様エンジョイしていただきます。

 

一緒に、水盤のウォーターマッシュルームの写真も載せてみました。

花より、葉っぱのユニークな丸さに魅力があるのですが、せっかく小花が咲いているので、花にフォーカス・・・カメラのレンズに限界を感じる撮れ映えになりました。

このウォーターマッシュルームって、地下茎でよく増えますし、春の手入れの時期に、ブチブチ引きちぎって株分けしても、衰えずに増えていくツワモノです。


土とか使わずに、くるくると地下茎を巻いて鉢にそのまま入れてから、水の中に沈めていたり、鉢の中から浮かないように水苔を押し込んでみたり。

そのまま水鉢の水の中に、だら〜っと入れた状態でも成長して、水中でも水面でもOKな水陸両用型。

ただ屋外で冬越しをするなら、保険のつもりで、鉢を一つ二つ作って移動できるようにしていたほうが、安心かも。


雪に埋もれたり、凍る寒さが続いたりってのはダメみたいで、じゃあ凍らないようにって乾燥気味に管理すれば枯死するので、暖かい水辺が好きな、水草に近い植物なのでしょうね。