今年は紅系が一段と華やかに/大文字草2017/10/10 16:50

少し前から大文字草が開花しはじめました。

7〜8割ほど咲いたものもいれば、まだまだツボミの準備中のもの、まだ茎と葉っぱばかりでツボミはこれからというもの、それぞれのペースで秋を迎えているようです。

 

そんな大文字草の中でも、紅い色の花を咲かせる鉢がいつになく華やかに開花したので、この品種は本気を出すとこんなにもキレイなのかととても感激いたしました。

 

そもそも、ここの庭で過ごす夏は大文字草には厳しいらしく、酷暑の時期は少しでも快適になるよう庭の避暑エリアに移していますが、夏越しできずに枯れた株と未だ生き残っている株の比率は、易しく見積もって3対1ぐらい。

なので、これだけ咲いてくれたのなら御の字です。

まだ少しツボミが残っているので、あともうちょっとだけ全体が華やかな感じになりそうな・・・満開までゆるりと楽しむことにいたしましょう。

 

こちらの桃花は、今夏に水切れを2〜3度ほど起こしてしまった影響なのか、例年よりも花の量を半分以下に減らしての開花になりました。

それでもチュルチュルの桃花を咲かせるガッツのある株で、完全に庭のレギュラメンバーになっています。

 

この桃花のように、夏の最中に水切れを起こすというアクシデントに見舞われた大文字草は、乾き具合によっては、無事に回復するのだろうかとヒヤヒヤしながら見守られています。

そんな中を、強い株は生き残った部分を修復再生させつつ、秋には勢いづいて猛スピード復活を果たすので、目を見張るばかり。

弱ったぶんだけ株が小さくなろうが、枯れて半分だけになろうが、咲くために生命力をみなぎらせる彼らの姿には、毎度のごとく感心させられています。

(感心するより、夏場に水を切らさないでください)

 

ちなみに、生き残り大文字草の半分くらいは、↑こちらの大文字草のように、なんとか間に合わせましたといった感じの寂しい咲き方をする傾向でございます。実はこれでもまだマシなほうで、「今回はお披露目できないネ」というカスカスな咲き具合のものもいたりします。


育ち具合、咲き方、パッとしないのは育て中に時々ミスるから。


特に夏は草がどうしてもボウボウと生い茂るので、水やりのときに小さな鉢ほど見落とされてしまいますので、次は、うっかり見落とされても大丈夫なプランを考えねばっっっと頭をひねっているところです。

とにかく偶然の結果で選抜されている大文字草ばかりでもあるわけで、育てようで、もっと鉢いっぱいに花を咲かせてくれるに違いありません。