実の周囲が鳥の声で賑わう頃2017/10/31 17:38

ヤマガラやシジュウカラ、メジロが庭から頻繁に聞こえてくるようになりました。

それに混じってヒヨドリのけたたましい声も聞こえて来るので、いかにも秋たけなわな感じのこの頃です。

 こちらはヤマボウシの実。まだ完全に熟れていないので野鳥に食われずに枝に残っていますが、食べごろになるまで周辺で鳥が見張っていると思います。

 

実の直径は2センチ程度なので、この実と枝にとりついている鳥は小さなサイズと思います。

いつも赤く熟れて食べごろになった途端についばまれてしまうので、おいしいらしいこの実を人間が食べたことは一度もありません。

 で、実に穴が開いた後はどうなるのかというと、かわるがわる訪れる野鳥たちにつつかれてきれいに食べつくされるか、途中で地面に落ちて転がったところをさらにネチネチとつつかれるか、とにかくこの木の実は鳥にとても人気があるようです。

見た目はイマイチでも味で勝負ということで・・・。

 

庭には他にも実がなっていますが、たとえばナツハゼなんかは、じわじわだらだらスローペースで減っていて、この実を喜ぶ鳥の数が近辺に少ないのか餌場の激戦区からは外れているようです。

いちおう、実の数がひそかに減ってきているナツハゼの様子。見ての通り、晩夏の頃にきれいだった紅葉も、今は枯れ落ちる準備に入っているようです。

 

こちらの実は、毎年のようにどの鳥からも見向きもされることのない、斑入りヘンリーヅタの実。

この ”斑入りヘンリー” はいち早く紅葉して、とっとと落葉も済ませて、このように実だけをオシャレに残して冬を迎えるので、あんがい最後まで楽しめます。

 

もうひとつ、マートルコンパクタの実。(ギンバイカ)

すでに鳥にやられておりまして、わずかしか残っていません。

地植えにできれば花も実もたくさんついて、もっともっと楽しめるハーブと知りつつ、今は日当たりの良い場所を確保できないばかりに鉢植えでちんまりと育てています。

それもあって、実がなったとしても収穫できるほどではなく、実はいつだって放置・・・鳥たちの思う壺ですね。