秋雨の降る庭の野鳥と猫と2017/10/23 18:50

昨日から今朝にかけて通り過ぎた台風の影響で、今日は大きく傾いでしまった庭木を立て直したり、倒れてダメージを受けた大きな植木鉢を修復したり、できる範囲で後始末をいたしました。

 

そんな台風一過の今日の話題は、昨日の朝から夕方まで、ひっきりなしに庭にやってきた野鳥のこと。ドバドバと降り続いたドシャ降りの雨の中でも、ピイピイ鳴きながら木の芽や木の実をついばみ、プルプルと体についた水を跳ね返すトリたちの逞しさに、感じ入ってしまいました。

 

その前に、まず愛猫にサンキューです。

「今日は雨が振り込んでくるから、開けないよっ」と何度言ったところで通じないからいい、ってこともあるものです……。

風と雨が時々斜めに入ってこようとも「ただちに勝手口を開けろ」としつこく要求する愛猫が居たおかげで、雨に負けないトリたちの姿をじっくり観察する機会ができました。


猫にしてみれば、めったやたらに野鳥の鳴き声が聞こえてくれば、急ぎ足で勝手口に駈け寄らずには居られず・・・「見たい、ハッとしたい、お尻をフリフリしたい」という嵐のようなトリ・ブームに陥っていただけなのですが。それとも退屈な雨の日の過ごし方?

ともあれ、『勝手口は必ず開く』と信じてしつこく座り込みを続けた愛猫も、とりあえず凄い猫ヂカラかな。

 

さて、話は野鳥へ。

雨だというのに、何組かの野鳥が取っ替え引っ換えやってきていて、気がついてから数えることができたのは5〜6組(5〜6回?)ほど。

その中で種類を確認でたのはシジュウカラとヤマガラで、その中でも、何とかきれいに写真に撮れたのは数枚だけでした。

ヤマガラにいたっては一箇所にとどまる時間があまりにも短く、素早く前へ上へ下へと移動しまくるので、写真に撮るどころではありあせんでした〜。

 

いつものことながら、慣れない野鳥の撮影は、労力のわりに惨憺たる結果になりますので、今回も必死になって撮影するのはほどほどにして、途中からトリの観察に専念しました。

 

・・・で、大雨の中ですこぶる飛び回るトリ、体が濡れていてもヘッチャラそう。

クチバシに小さな実をくわえてピョンピョン跳ねていたり、鉢植えの土をほじって何かをついばんでいたり「こんな雨でも、周囲にそんなに食べられるものがいっぱいある?」と驚いてしまいました。


何度も何度も観察されたのが、モクビャッコウの中を飛び回るシジュウカラの姿。

モクビャッコウは、1,2mほどの樹高のものが2つ並んで生えていますので、この中を移動してゆく様子だけは、比較的のんびり見ていることができました。

見ていると、枝から芽吹いたばかりの銀色の芽を、ピッとむしり取ってゴックンとのみ込んでいたので、「ならばもっとお仲間を連れてきて、どんどん余分の新芽をむしりなさい」と言いたくなりました。(モクビャッコウの枝すき剪定の手間がはぶける)

 

今の季節の雨の庭が、こんなに面白いとは思いもよりませんでした。


とくに今回の寒い長雨に、庭も暗く湿りきってしまって、出る時間も減っていたところに台風由来の大雨警報。

なので、賑やかなトリの声と彼らの活発な様子はとても新鮮で、なるほど、余計な先入観は捨てるに限りますね。今度から秋雨が降りしきる庭もくまなくチェックしようと思いました。

 


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