葉や実やムシを巡って/ミノムシ・カミキリムシ・シジュウカラ ― 2018/05/31 16:31
ここ数日のうちに庭で観察できた&撮影できたムシたちと、ムシと実を狙って集まった小鳥たちの様子をお話ししたいと思います。
まずミノムシ。
鉢植えのイワガラミ(ツルのアジサイ)の葉っぱをサクサク食べたあとがなければ、気づかなかったと思います。
ミノムシから葉を食べられたイワガラミ(鉢植え)は、大きくなり過ぎないように管理しているせいで、花の条件が揃わない様子。なので花を咲かせたことは一度もありませんが、もともと葉っぱを鑑賞できればよかったので、アイビー(ツタ)に混じって日陰の一部をクルリクルリとモールのように飾っています。
今年もルリボシカミキリを見つけることができました。アンテナを除く体の長さが2,5センチあるかないか……と小さいです。
実は、昨年見つけたときの場所と様子がほぼ同じ。
通り道になるような何かが庭にあるかな? と思いまして、それで少しだけこのムシについて調べました。
ルリボシは樹液や果実のエキスを好み、樹木には無害なうえ近年は数が減っている種類だそうで、体のルリ色は生きている間だけのもの、亡き骸は茶変するそうです。(標本にできない)
この虫のルリ色は鮮やかて目立って見えますが、それは人間の目だからかな? チーターやヒョウみたいに、他の生きものには迷彩柄なのかも、です。
そんなルリ色の小さなカミキリは、見つかる場所が昨日今日と少しずつ移動していて、明日には庭の外へ? そのうちどこかへ行ってしまうでしょう。
花粉をふいたヤマアジサイの”紅剣”をめがけて、ひっきりなしにやってきていたハナバチの仲間。
顔が黒いのでわかりづらいですし、2匹いたのか2種類いたのか、当番が代わる代わるきていたのか次々と通りすがりが立ち寄ったのか、一体どうなのか細かいことはわかりません。
ただ、とにかく忙しくせわしなく賑やかに飛びまわるので、邪魔しちゃいけない雰囲気です。
花によって蜜の味が違うのなら、このヤマアジサイの品種が激しく好まれる理由を知りたいような……。それぞれのハナバチに花をテイスティングした感想をきけると、スゴク面白いでしょうに。
雨が降ったりやんだりするなか、今日は収穫を終えたばかりのユスラウメの木の周辺を、4羽のシジュウカラが飛び回っていて、しばらく鳴き声で賑やかになりました。
ユスラウメの木の上で赤い実をついばんでいて、そんなことなら、ユスラウメの実をもっと残しておけばよかったと思いました。
ともあれ彼らがついばんでいたのは、芽、ムシ、実。
そこへヤマガラも一瞬やってきてバサバサが激しくなり、さらにガビチョウもやってきてバサバサバサバサ、今日は瞬間翼バサバサMAXデーになりました。
何か特定の条件が重なるタイミングがあるのか、時々野鳥たちが集中的に飛来する日があって今日はその“飛来デー”だった模様です。
勝手口から庭を見張り中の愛猫は、トリたちが飛び交う間、全身を逆立つように膨らませたまま静止し、シッポはバフッと倍増しておりました。
こちらもある脳内物質がダクダクと……野鳥たちが去って行くまでの間、興奮の盗み見&盗み聴きタイムを満喫したようです。
あ〜ぁ、みんないなくなっちゃった。
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