猫用階段/ラグドール ― 2019/06/29 14:52
ラグドールのダン君と階段の怪談。
留守番をしていたダン君が、飼い主の帰宅に嬉々として元気よく駆けてくるとき、それが2階の部屋から1階の玄関に向かってのダッシュだった場合は、走ってくるというよりも階段を転げ落ちてくる状態になってしまいます。(ちょっとドンくさい……)
肉球の毛をカットしても、改善される滑り具合はわずかなもので、けっきょく毛はすぐに伸びますし、ダン君が腰を悪くする前に滑りやすさを別の方法で補わなければならないなぁ〜と思っておりました。
少し長めの余談になりますが、この数年、飼い主も1年に1度は階段から落下しています。子どもの頃から(現在も)、たびたび海ぽちゃ川ぽちゃで周りが肝を冷やしていまが、それが階段となると、落ちた回数はあまりに多すぎて覚えておりません。ですが、さすがにトシをとりまして、ついに先日の落下では、深夜の病院に連れて行かれる羽目になりました。それまでは、階段を1〜2段踏み外そうが、つんのめって頭から落ちようが、激痛は走れどもたいした怪我もなく、タコかクラゲみたく瞬間的に軟体化でもしているかのように階段の危機を脱してまいりました。でも、だんだん体は老いてゆくわけでいつまでも柔らかくはないはず……。
そんなこんなで、いい加減「階段に滑り止めをしようよ」という話しになりまして、ちょうど猫用の床や階段の滑り止め対策を考えていたところでしたので、第一弾として、階段用の滑り止めを貼ってみることにしました。
親戚家族は、“すべ◯〜ず” という階段のフチに貼るタイプのものを勧めてくれましたが、そのタイプだと、猫の昇降の滑り止め対策になりませんし、落下の鬼と化した飼い主自身も、階段のへりに装着した滑り止めに足先が突っかかって転げ落ちる未来が見えまくりです。
防災用品は性格に合わせて選んだほうが、無駄が減らせて早い……ということで、とにかくフラットなマットを敷くことにいたしました。
ちなみに、潤沢な予算があるのであれば、床全体を滑らない仕様にコーティングしたいというのが本音です。ま、それはいずれまた、次の手段として保留&貯金。
さて、階段をきれいに拭き掃除して、ペタペタと届いたマットをはりつけていって、完成したところでくつろぎ中のダン君を呼びました。
ニャンコがどんな反応をするのか楽しみでしたが、それ以上に、階段を滑らずにのぼりおりするダン君が見られると思うと、やったっ……って感じで嬉しさ2倍。
で結果は、「まぁ猫だし、最初はそうなるよね」という顛末でございました。

のぼりも、おりも、階段の何も置かれていない隅っこをノロノロ歩く・・・ま、狭いからゆっくりしかのぼりおりできないし、いちおう別の理由で転げ落ちの対策にはなっているのかな。
(慣れない匂いと感触なので障害物みたいに避けている)

それにしても、わざわざ隅っこを器用に歩くこと、まるで塀の上にでもいるかのよう。
猫は直線モデル歩きの術ができるので、こういうことも起きますよね。

「平たい妖怪みたいな侵入者がズラズラと階段に張り付いている〜踏みたくない〜」といった反応をしたことも、いずれ忘れてしまうでしょう。

というわけで、そのうちマットの匂いや質感が家に馴染んできたら、当たり前のように滑り止めマットの上を歩くようになると思います。
あとは、このマットが、なるべく長くしっかり機能してくれることを願うばかりです。
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