空のダイニング2/ロシアンオリーブとカマキリ2015/10/05 18:39

先週末は、大風で倒れかけたロシアンオリーブの木が、これ以上風で暴れないように、思い切って剪定しました。

 

本当なら、この木ならでわの枝ぶりを楽しむためにも、現状のままにしておきたいところ・・・。

それに、今このタイミングで剪定すると、これから木になるグミの実を眺める楽しみも、半減しそうですしね。

けれど、また台風が来ないとも限らないわけで、今のうちに間引いたり、枝を切り詰めたりするほうがよさそうなので、理想よりは現実優先でいくことにしました。

 

ということで、脚立に上がって、シブシブ枝を切り落とすという、あまり嬉しくない作業をしたのですが、ちょうどいいところに、カマキリが出没。


木の上で枝葉に同化しようと、必死で体勢を取るカマキリを発見して、少し気持ちが和みました。

 


“カマ”で葉を抱き込み、枝や葉の位置に体を合わせて、木になりきっているのが、見ていてとても面白かったです。

 

カメラの機能も、樹木化したカマキリにフォーカスできず、ず〜っと葉や枝にピントがあうので、樹上でカマキリの素晴らしい役者ぶりを褒め称えてしまいました。


        木になりすましているけれど、目&顔がこっち見てる↓


ところで、昨年このロシアンオリーブの梢にいたのは、トノサマバッタで、その前の年(おととし)は、今年と同じくカマキリが梢に陣取っていました。

 

ここは、生きものが集まりやすい場所なんでしょうね。

 

余談ですが、今秋、再三にわたって、カメラのモデルに採用されているカマキリですが、たぶん同一犯じゃないかなと思っています。

 このまま庭に居座るのか? それとも、どこかへ移動していくのか? 見た感じはメスみ見えるけれど、卵をどこかに産み付けるつもりでいるのかな?

 

どっちにしろ、これから秋が深まるにつれて、カマキリの活動範囲もまた変わっていくはずで、最後まで成り行きを庭で観察できると、ラッキーだなと思っています。

 

さて、問題のロシアンオリーブの木は、かなりスッキリと枝の間引きや切り詰めをされたので、お世辞にも、見栄えがいいとは言えない姿になりました。

暴れん坊の木が矯正された姿は見せられないので、写真はナシ。

・・・言葉で言うなら、こんもり茂って揺れるのが楽しい木なのに、上のボリュームを削られて、”直立”って感じになりました。

 

とにかく、よく枝を伸ばすので、今度から手加減せずに、花後の剪定を済ませようと思っていますが、結局、夏の頃には再びワサワサと枝葉を伸ばしているはず。

しかも、夏の半ばの、木を整えるにはまだ暑い頃に、早々と台風がやってくるので、どっちにしろ、これから先も、切るタイミングに悩まされる木になりそうです。

(あまり暑い時期に枝を切ると木が弱る)