花の色が深まるシラスミシラヤマギク ― 2015/10/30 16:36
今月始めに咲いたシラヤマギクの第一陣から、遅れること2週間強。
今度は、別のシラヤマギクの一群が満開になっています。
こちらは、全部白花ではなくて、うっすらピンク色の花が混じって咲いていて、また別の種類の菊に見えなくもないですね。

植物によると思いますが、産地によって、表情に違いが出てくる場合があるのでしょうね。
清澄(きよすみ)というのは地名かな? と思って調べてみたら、千葉県にこの花の故郷があることがわかりました。
同じシラヤマギクでも、キヨスミ出身のもののほうが色も姿も繊細。なので、よく言う「野趣溢れる」というこの花に向けられる形容が、当てはまらないな〜と思います。
それに、咲くタイミングの違いも大きい。
ポツポツと白い花が咲き始めて、それが、だんだん桃色とも薄紫ともつかない色に変わるのが、陽の力が弱まるばかりの晩秋を明るくしてくれます。
ちなみに、下の写真は咲き始めの頃の花の様子です。

花はさておき、細くて長めの茎が、しなり倒れるように広がるので、植える場所や植え方のアレンジにも力が入れなないと、まとまりがなくて暴れた感じになります。
だからか、いい具合に庭にハマっているものを愛でるのは、やっぱり嬉しい〜。
もちろん、うまくハマらず、より良い場所に移植しようとしたものの失敗して、犠牲になったものもおりますが。
この白山菊のような花の形をしたキクが、うちの庭に多めなのは、子どもの頃、マーガレットに似た菊が、毎春、庭に咲いていたからだと思います。
他にもいくつか、庭にあるのが当たり前になっている花や木が2〜3あって、これらの草花を途切らさずに庭に持ってくるのは、好きというより、それがあると安心するからでしょう。
・・・と、他人事(ひとごと)のように言っていますが、安心する草花って生涯変わりそうにないので、好きな花とはまた別格です。
そのかわり、好きな草花や木って時々変るので、なぜこれを? とか、飽きちゃった〜ってなった時に、つぶすのが気の毒で、結局ダラダラ育てていたりします。
この辺は、プロの方は思い切りよくやる、だからセンスの良い庭になる、と花友(はなとも)から聞いたことがあります。
それ以来、興味を失ったものは、なるべく処分するようにしていますが、わざわざそれをやらなくても、環境が合わないとか、管理ミスとかで、消えていくものが殆どです。

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