真っ白な富士と箱根旧街道 ― 2018/02/12 15:24
ただ、日中はよく晴れて空がとても明るいので、寒くても外へ遊びに行きたくなってしまいます。
しかも昨日は少々寒さが緩みまでしたので、10年ぶりに箱根の旧街道を歩きに行きました。
本当なら、敷き詰められた風情のある古い石畳の道(国の史跡)が細く伸びているのですが、今は雪に埋没しているので、普段の情緒ある景観は見ることができません。
そのぶん雪の山道すれ違う人はとても少なく、ひっそりと静まり返っていたので、昔の紀行文に出てきそうな光景をイメージできまして……これはこれでいいものだなぁと思いながら歩くことができました。
湯本から上がってきた側の入り口の様子。
こちら側の斜面のほうが、より滑りやすい場所が多い状態でした。
❇基本的な装備をして歩きましょう
足元に気をつけつつモギュモギュ歩いていて、ふいに日当たりのいいところに出ると、雪に反射した光が周辺の空気を照らしているので、何気ない景色が素敵に見えたりします。
これは上の巨石の横に立っている石標。
見晴らし台からの二子山の眺めがこちら。
展望に続く山道は真っさらな雪に埋もれて完全に見えない状態だというのに、展望から見た山々には雪一つなくサラッとしているので、なんとも言えないギャップを感じます。
……あっちの山はドライで暖かい?
芦ノ湖側の石畳の道。
より高いところの日陰は、雪で道が埋め尽くされていました。
下へ行くにしたがって露出している石が多少目立っていましたが、旧街道の歴史ある石畳を見に訪れた方にとっては、きっと残念な景色だったのではないかと思います。
芦ノ湖では、吹き荒ぶ風で水面がザブザブと大きく揺れていて、時々歩道にザブンと水が飛び出していました。
そんな寒すぎる水面では、渡り鳥が盛んに毛づくろいをしながらユワユワと揺れていて、彼らの防水防寒機能のもの凄さを見せつけられました。
富士山も全身が真っ白に変身していて、まるで違う山を見ているようでした。
この場所は芦ノ湖に映る“逆さ富士”のポイントでもありましたが、強風で水面が煽られる影響で、この日は湖面に映る富士は見られませんでした。
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