半落葉してます/ロシアンオリーブ ― 2018/02/28 16:19

目下、半落葉中のロシアンオリーブ。
ヤナギバグミとか細葉グミとか、記憶違いでなければ銀葉グミという名前もあったような。
てっきり常緑と思っていましたが、毎年冬になると半分ほど葉を落とすので、さらに調べて“半落葉”という記載を昨年見つけたばかりです。

最近になって新芽がふくらんできたので、 残った葉と新芽が作る模様がキレイです。
ただし暴れる木であることは相変わらず。
すでに幼木ではなくなっているので “支柱” ナシで立てるようになっていますが、嵐がくるたびに激しくヘッドバンギング→嵐が去るごとに微妙に位置(傾き)が変化……これはもう、この木らしさとして受け入れています。
昨年も、ダラダラ到来し続けた台風にノリノリになったこの木は、カーポートばかりか家屋の一部にも樹木のヘッド部分をガンガン叩きつけて、家の雨どいが壊れかけそうになりました。
それで年末の連休を使って、太枝をバッサリ切り落とし、木のバランスを変えた次第です。

これが切られたアト。(家の2Fから撮影)
切り落とすときには、大きな脚立に立ってギコギコとノコを引き、やっと切りおおせた太枝を下へ落としたのですが、その太枝が予想以上にずしりと重たいこと重たいこと。
その重みに負けて、切った枝を手から離してしまいまして、その結果、太枝は足元のボタンをモロ直撃。
チヤホヤと育てていたラヴリィボタンが、根元からミシッと折れるという惨劇も発生いたしました。
毎度のこととはいえ、周囲の草花に “危険と隣り合わせ” をお見舞いするロシアンオリーブの木。
こちらも知恵をつけて、木を切るときには「下に気をつけよう」と注意していたにもかかわらず、今回は「成長した太い枝は重たいのだ」という予測し得なかった道理で不意打ちをくらってしまいました。
(とりあえず折れたボタンはすぐに ”くっつける処置” をしたのできっと大丈夫)
とはいえ、”真冬に太枝を切る” そんなキビシイ扱いにも弱ることなく気づけば樹勢を取り戻している、とっても強いロシアンオリーブの木。
見た目は繊細だというのに……この個性的な木の相手がおもしろくなってきた昨今です。
たぶん、この木が暴れて困ったら「太い枝でもどんどん切ればいい」という “慣れ” ができて、管理するのが楽になったからだと思います。
それもあってか、珍しく今年は「もう諦めて切り倒してしまおうか?」と悩むことなく春を迎えられました。
たいてい、1月の上旬あたりで「この木、一体どうしたものか」と悶々とするのがこの3〜4年続いた行事でしたから、たいした進歩です。
シンボルツリーのつもりで植えたものですから、庭の中心がコレでいいのかと思案に暮れるのも自然なことで……。
ようやく今になって、銀色の木に小さなクリーム色の花が満開になって、あたりにほんのりと良い香りを漂わせる、その日がくるのをただ楽しみに待っていられるようになりました。
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