アオスジアゲハとヒメライラック ― 2019/05/01 15:06
昨日のブログで姫ライラックがほぼ満開になったことをお話ししたばかりですが、今朝はその姫ライラックにアオスジアゲハが飛んできてずっと蜜を吸い続けたので、その様子をひとつ。
雨上がりということもあったのか、かなりお腹を空かせていたらしいアオスジアゲハは、夢中になって姫ライラックの小花にとりついていて、すぐそばに人間が何人かいても「関係ない」と言わんばかりの勢いでした。

なので余裕で写真を撮ることができそうなものですが、アオスジアゲハって、花にとりついても強く小刻みに羽をはためかせながら忙しく蜜を吸うので、ピントを合わせづらい……。


ともあれ、へたな鉄砲数打ちゃなんたらで、撮るだけ撮りまくって、あとはのんびりとアオスジアゲハがヒメライラック花の上を飛び回る様子を眺めてユルリといたしました。
このアオスジアゲハは、毎春、ヒメライラックよりも少し早く開花が始まるヒメウツギの花をめがけて飛んできていました。ヒメウツギの真っ白な花の回りを2〜3羽がハタハタ飛び回っている様子はいつ見ても楽しげな光景でした。
ところが、彼らが飛んできていた方向にあった森が、今年の3月に開発で消えてしまいましたので、今春は昆虫たちがやってくる姿をいつものように見ることはできないだろうと思っていました。
じっさいに4月に入って庭に現れた1羽のアオスジアゲハは、まるで今回の森の伐採の混乱にでも巻き込まれでもしたかのようにボロボロになっていて、ちぎれた羽で一心に飛ぼうとする姿に胸のあたりがシュンとなりました。それでもヒメウツギがポツリポツリと咲き始めたばかりの庭へ飛んできてくれてくれたので、とても嬉しく思いました。

こちらが、そのときのボロボロの羽で庭を飛び回ったアオスジアゲハ。危なっかしい飛びかたでしたが、羽が壊れていても飛んでいるときの姿はやっぱりキレイな ”蝶々” です。
そのあと、満開を迎えたヒメウツギの花に飛んでくる蝶々を今のところ見つけられずにいますが、今朝はどこからか飛んできたアオスジアゲハを姫ライラックが足止めしてくれた模様、花の香りが蝶々を読んだのでしょう。
もしかすると、花のピークは過ぎようとしているものの、満開のヒメウツギの前で張り込んでいたら、いつものように“何羽も”とはいかないにしてもアオスジアゲハが現れるかもしれませんね。
花と蝶々、個人的には脳内にゆるふわ物質がツユだくになる組み合わせです。
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