熟れたナツハゼの実とハート型の紅い葉2017/10/12 17:35

3〜4年ほど植木鉢で育てていたナツハゼを、地植えにしてはじめて迎える秋。

木自体はまだ根を張ることに力を注いでいるところと思いますが、やはりよく熟れた実を見ることができたのは、地植えにしたからだと思います。

鉢植えのときは、実が最後まで残って熟していく様子を見たことはありませんでしたので、植えられている条件が変わったことで、それまで途中で落ちていた多くの実は落ちずに澄んだのでしょう

ふいにこのマルバノキを地植えにしたくなった一番の理由は、秋の紅葉を見てみたくなったことでした。

庭植えにしてもそんなに大きくならない木みたいですし、枝の伸び方といい、小さな葉っぱといい、おとなしい印象です。それで、仮に地植えで勢いづいても、手に負えなくならないだろうと勝手な期待を込めて、思い切って狭い庭に植えてみたまでです。

 

もちろん、まだ紅葉シーズンではありませんし、紅葉に必要な寒暖の差を期待できない土地でもあるので、期待の紅葉が見られるか否かはこれからのお楽しみです。

 

せっかくなので、紅い色の葉が増えはじめたマルバノキの様子をひとつ。(鉢植え)

そもそも葉っぱを楽しむ雑木なだけに紅葉まで鑑賞できると嬉しいのですが、これまで毎年、紅葉する葉はごくわずかで、ほとんどの葉は普通に枯れ落ち裸木になるのが常でした。


ところが今年は珍しく紅い葉が次々と木の枝にみられるようになりまして、ときにはこんなこともあるのかと喜んで眺めております。

木の方々でひとつ、またひとつ、紅くなる葉が現れて、ポツ……ポツ……と落ちてゆくので、かなり地味でわかりにく紅葉・・・お世辞にも見事な紅色とは言い難いですのですが。

 

落ちて間もない、まだ水気の残った葉っぱを集めてみると、確かに今年はよく紅葉していることがうかがえます。

なぜ我が家のマルバノキがいきなり真面目に紅葉する気になったのか、その理由はよくわかりませんがきっと今年は夏も秋も少し早めに来たことですし、とりあえず紅くなるための何かしらの条件が整ったのでしょう。