秋の野草諸々/薄黄のホトトギスやノコンギク ― 2017/10/25 16:53
植物の性質によるのでしょうね、風雨や曇天に関係なく「咲く時期が来たのだから咲く」というところは他のホトトギスも同じで、彼らが従っている体内の“時計”は昨日今日の空の明暗と無関係に動いている模様です。
久々に1日だけ晴れた昨日でしたが、今日はまた雨天に逆戻りしてシトシト・・・そんな中で淡々と開花が進んで花数を増やすこのクリーム色の花は、優しい明るさがイイ感じです。
庭にある秋の山野草も、そろそろ、咲いていないものの方が少なくなってきました。
先日からノコンギクも咲き始めて、今日は雨の重みで下にたわんでしまっていますが、これからどんどん花の量を増やしていくでしょう。
ということで、こちらがノコンギクです。
今年は株が地下茎で広がる様子を見ながら、途中で何回か間引きをしたのですが、結局、ノコンギクの足元にモグラが坑道を掘った影響で、急速に株に勢いがなくなる始末。
結果的に間引きをし過ぎた、と言わざるを得ない状態になりまして、途中で、モグラのせいで浮き上がった根の一部を掘り上げて、植木鉢で養生させました。
ノコンギクは、わざわざ保険の株を作っておかなければならないような、ヤワな植物ではありませんが、モグラに地中から耕されて倒れている光景を見ると、危機感を感じずにはいられませんでした。なので、”流れ”で鉢植えを作ることになったわけですが、その鉢植えのほうはまだ咲きそうになく・・・まぁ、枯れずに生き残った根から再生しているのでそれでヨシです。
こちらも秋の和の花、フジバカマです。(鉢植え)
日当たりが少し不足気味の場所で育てられているので、花の咲き具合はパッとしませんが、植物が育ちにくい場所を緑化する目的はじゅうぶん果たしてくれています。
荒い扱いにも耐えてくれると見込んだだけあって、ずっと植木鉢で、しかも数年間植え替え無しでも、これまでのところ問題なく育っています。
ただ、これは品種によって少々違いがある様子で、もうひとつのフジバカマの仲間は、この2年間ほど咲かない状態が続いています。
なので来年は大きめの鉢に植え替えて、置き場所も変えようと思っていて、同じフジバカマでも植え付けの条件にうるさいタイプもいるようです。
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