アクイレギア ― 2019/05/24 11:11
“バラの花壇に向いていて一緒に植えるとステキだ云々〜”という具合に、宣伝用紙に書かれたキャプションの素晴らしさに惹かれて、昨年末、複雑な名前の花を1ポット買いました。その苗は最後の売れ残りで、他に何種類かあったらしいバラのステキなコンパニオン達は、みな売れてしまっておりました。
バラを必死こいて育てている人間としては、あのような宣伝文句を読むと煩悩の出力が最大レベルになり、幾つも買い込みたい衝動にかられるわけですが、すでに買い尽くされてしまって残骸が1個、かえってよかったのかもしれません。
さて、その最後に残っていた花は、アクイレギア/イエローと名札に書かれておりまして、平たく言えば、黄色い花が咲く西洋オダマキの一種。
ともあれ昨冬のうちに地植えにして、目印の名札を地面に突き刺して芽吹くのを待っていると名前の通り、地面から西洋オダマキの仲間が生えてきました。
成長するにつれて、予想していたよりも大きなサイズの西洋オダマキということがわかりまして、スラ〜ッと大きく伸びたところに、ほどよい大きさの軽やかでユニークな花を咲かせてくれました。


なるほど〜これは、これまで見てきた様々なオダマキの中では、かなりの変わりダネ……あとは来年〜再来年と生えてくるかどうか?ですよね。
それというのも、ミヤマオダマキ以外のオダマキは、うちの庭ではすぐに消えゆく運命ですので……。
西洋オダマキは、バローを何度か植えましたが、途中で病気にかかるのか1〜3年のうちに庭から消えるのが常でしたし、風鈴オダマキは1年草のつもりで植えなければ待ちくたびれるばかりになる始末。
どうやらうちの庭にはミヤマオダマキ以外は居つかないらしいので、今回、華やかで元気いっぱいの西洋オダマキに出会えましたが、これがどうなるのか今後を見ないとわかりません。
たぶん、梅雨〜夏の間の気候をうまく越せずにいるのだろうと思っています。なのでアクイレギアは、梅雨〜夏の間に土がジメッとしにくい場所を選んで植えています。
山野草のオダマキと、西洋オダマキでは育つ土の質が違う様子ですが、こんどは宿根草らしくうまく根づいてくれると嬉しいです。

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