変身済みと変身待ちと/アブラゼミと蝶or蛾のサナギ2016/08/08 19:47

猛暑続きのここ連日は、特に庭の鉢植えの水やりが欠かせません。

今のところ、涼しい風が吹く時間が朝晩に一瞬だけあるので、そのスキに大急ぎで庭の渇ききった場所に水を撒けますが、どう言っても、猛暑とヤブ蚊が待ち構える庭。毎度、まるで夏の脅威から逃げるように、大急ぎで荒々しく動き回って、ザバザバ水をぶっかけているような有様です。

そして今朝も、庭で素早く歩き回って水やりをしていましたら、何かがポトっと落ちて、「ウギウギばさばさ」いい始めました。

いわずもがな、それはセミで、地面で暴れるのを踏まないように歩いて、飛び去るのを待っておりました。

ところが、ずっと地面の進路上でビービーやり続けるので、仕方なく、立ち止まって暑さと蚊に襲われながら、騒ぐセミを枯れ草につかませようと奮闘しました。

よく観察すると、体の関節部分は、わずかに白い筋の状態で、まだ完全に乾ききっていない様子でした。

 

こちらが差し出す枯れ枝や草に、なかなかつかまることができませんでしたが、やっと枯れ草にグリップしたので、モッコウバラの木の上まで運べました。

真正面の「ホッとしたよ」と言いたげな? 表情をひとつ。


 ぱっと見は、ちゃんと成虫になったセミに見えますが、地面で暴れている時の体の様子は、微妙に柔らかさが残っている感じで、体のどこかが曲がったりもげたりしないかハラハラさせられました。


 昼過ぎには、臨時の仮説セミポートからいなくなっていたので、無事に飛び立ったのでしょう、きっと。

このセミのものかどうかわかりませんが、セミの幼虫が通って出てきたようなサイズの穴が、地面にポッカリ空いていたので、思わず覗き込んでしまいました。

それなりに深い穴、この奥はどんな世界なのだろう〜。

 

そんな今朝は、もうひとつ。

ヒメユリの枯れて終わりかけの部分に、2.5〜3センチほどの小さなサナギつかまっているのを見つけました。

手持ちのカメラの性能では、マクロ撮影ができませんが、小さいわりに目立つサナギだったおかげで、なんとか写すことができました。

図鑑の、蝶々のサナギには見当たらなかったので、蛾?

無事に羽化できかどうかわかりませんが、うまくいけば、そう遠くないうちに羽化するはずなので、運良くサナギの中から何が出てくるか見られると嬉しいです。