木の上で熟れだすストロベリー ― 2016/11/11 18:21
通りかかった野鳥が落としていったのか、風と引力に負けて落ちたのか、年中青々としているセダムの上では赤い実の色は映えて目立ちます。
で、樹上はどうなっているのかと上を見上げると、あちらこちらに青や黄や橙の実が鈴のように下がっていて、これから本番って感じです。
今はまだ、野鳥のターゲットになる時期ではないので、当面は実の色が変わってゆく様子を鑑賞できそうです。
餌が少なくなる年末頃でしょうか、熟れた実のほとんどをトリに食べ尽くされるのは。
そんなストロベリーツリーはこれからやっと花が咲こうという状態で、今、木の下から確認できる花はほんのちょっとだけ。
花が可愛らしくなって、さらに数を増やすのは、少し先のことです。
にしても、面白いですよね? 花が咲き始めたすぐ横で、実が膨らんで色づいてゆく。
この“実”は、昨年の花から1年かけて作られたもので、これから咲く花は、来年の今頃になって実るという算段になっています。
ところで、この木は放っておくと枝が方々からニョキニョキ出てくるうえに、ひとつの枝からドバッと分岐して、そこからもドンジャラ枝を増やす仕組みを持っています。
分かりやすく言うと、鼠算式っぽく分岐する枝。
それで、頻繁に邪魔になりそうな枝をすいて、こまめに風通しを確保・・・その影響で、おとぎ話に出てきそうな、魔物に変テコな姿に変えられた木のようになってしまいました。
(この木は自然樹形がベストだそうです)
ただし、ここの庭で、このような憂き目に会っているのは、なにもストロベリーツリーだけではありません。
他にも不思議な姿になった木々が、革新系モニュメントと化して方々に佇んでいるので、この一本だけが目立つという心配はなく・・・めでたし・・・。
おかげで「大丈夫、伸びればまたすぐにわからなくなる」というのが口癖になっています。
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