ノリウツギ ― 2019/07/24 12:43
ノリウツギの季節になりました。
花が咲くと、まるでゆるやかに広がる噴水みたいに周りにしだれかかりながら咲いています。
たいてい梅雨の終わり頃から、三角形の房が白く大きくなりだして華やかなのですが、梅雨のうちは雨の重みでいっそう房が地面近くまで下がってしまうので、梅雨まっ只中の咲き始めの頃は微妙に目立たない存在です。(雨で庭に出ないし、濡れた花は地面まで下がっているので目にとまりづらい)
もっと選定がうまくできれば、同じ雨で垂れ下がるにしても良い加減に調整できるのかもしれませんが、そうは言っても今年はまだマシなほう。たぶん、木が年々大きくなってきているおかげで、柔らかい苗木の頃に比べると、枝がぐにゃ〜と極端にしならなくなっているのでしょう。
ともあれ、晴れた日の見栄えがこんなにも清々しかったとは……と、今年のノリウツギの大きな房と弾けるような白さに大喜びしています。
実は、夏にノリウツギが咲いたら、春の頃からこれまでに庭に咲いたいろんなウツギのおさらいをしようと思っておりました。
リアルタイムで掲載するには、あまりにこじんまりしていて紹介しづらいウツギもありましたので、ここで一挙ウツギ特集といたしましょう。
まず毎春の定番のヒメウツギ。ジャラジャラ咲き乱れる花で蝶々(アオスジアゲハ)を呼ぶウツギです。このヒメウツギが咲く頃からぐ〜んと周りの春らしさが加速していきます。
初夏の頃に咲くバイカウツギのスノウベル。
いずれ地植えにする予定で買った苗木は、すでに4年以上その機会を待地続けておりますが、小さな鉢に小さく作られている間もちゃんとファンタジックな花を咲かせてくれて、なかなか強いしカワイイし。そんなスノウベルもそう遠くないうちに地植えにされる予定です。
コガクウツギ、花のアップです。下に並べて全体像を載せます。
このウツギは、一番最初のヤマアジサイの花よりほんの少し早く咲き始め、ヤマアジサイの花が全て咲き終わる頃に何となくシーズンを終えました。一言で言うと、花が長〜く咲いている印象がありました。
アジサイ科ウツギ……ということで、同じアジサイでも“何々ウツギ”と呼ばれる仲間たちは、庭にあるものはこれで全て咲き終えました。
強いて言えば、別名フジウツギでもあるブッドレアの中には、これから花のシーズンを迎えるものがあるので、あともう少しウツギ三昧の夏が続きます。
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