青花フジバカマの周辺で2019/09/05 12:42


少し前から、庭の青花フジバカマ(ユーパトリウム/西洋フジバカマ)が咲きはじめていたのですが、あまりに残暑が厳しかったことと、暑さのマシな時間に庭に出ようものならヤブ蚊の襲撃が半端じゃなかったことがあって、草花に水やりを済ませたらとっとと退散してばかり……一時的に涼しくなった昨日今日、やっとフジバカマのソバに近づく余裕ができました。

青花フジバカマが咲いて楽しいのは、たくさんのシジミチョウが入れ替わり立ち替わりやってきて、蝶々同士で賑やかにしている様子を見られること。

この青い花をめがけて、シジミチョウの他にセセリチョウもやってくるので、毎年咲くのが楽しみな花になっていて、で、やっと花のそばまで近づく気になれました〜。

せっかくなので、シジミチョウといっしょに飛び回っているセセリチョウも1枚。

 

そして毎年この花が咲く頃の恒例となっているのが、花の周辺でのクモの巣ラッシュ。

巣に1匹だけのクモもいれば、すでにペアで巣の中にいるクモもいて、当然のように青花フジバカマの周囲にも巣が張ってあって、シジミチョウは大丈夫だろうかとハラハラさせられています。

余談ですが、この昆虫ハンターのクモたちも、あともうちょっと成長して体が大きくなってくると、トリに根ら割れるようになります。昆虫にはクモの糸もクモの姿も見えなくても、トリには、くもの巣の中心で静止しているクモの姿が宙に浮いた状態で見えるのでしょうね。

 

青花フジバカマはこのあと、種を作り綿帽子を飛ばします。でもこの花が増えるのに最速の方法は、地中で根を広げてゆく方法です。

ただ、地下茎の張り具合はそんなに強くないので、間引いて調整するのは簡単。逆に勢いあまって間引きすぎないようにしております。

 

まだ白花のフジバカマ(日本のフジバカマ)は咲いていませんが、日本の固有種でも外来種のものでもフジバカマは花がおとなしくて地味な印象で、どちらも秋の山野草らしく季節感を感じられるのがいいですね。

どんなに残暑が厳しかろうと、庭にはすでに秋がきています。

コメント

トラックバック